マカオ衛生局がカジノVIPルームに立入検査実施…禁煙標識未掲出発覚

マカオのカジノ施設は、2014年10月6日からハイローラーと呼ばれる大口ギャンブラーを対象としたVIPルームが分煙、平場にあたるマスゲーミングフロアが全面禁煙となった。VIPルームについては、フロア面積の最大50%を喫煙可能なエリアとして設定することができる。

マカオ政府衛生局(SSM)は6月21日、市民からコタイ地区のIR(統合型リゾート)ギャラクシーマカオ内のホライゾンVIPルームで違法な喫煙行為が見受けられるとの通報があったことを受け、カジノ管理当局にあたるDICJと合同で立入検査を実施したことを明らかにした。

調査の中で、禁煙ゾーンに法律で規定された禁煙場所を示す標識が掲出されていないことが判明。SSMでは現場調査記録を作成し、処分について検討を進めるとした。法律では、禁煙ゾーンの目立つ位置に所定のフォーマットに沿った喫煙場所を示す標識を掲出しなかった場合、1万〜10万パタカ(日本円換算:約14万〜140万円)の罰金を科すと規定されている。

マカオの禁煙標識(写真:SSM)

マカオの禁煙標識(写真:SSM)

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