マカオ、チャリティー騙り路上でキーホルダー販売の中国人男女逮捕

マカオ治安警察局が8月14日にマカオ半島中心部で防犯パトロールを行った際、水坑尾街バス停付近の路上で寄付を求めるプラカードを持った男女が通行人に声掛けしてキーホルダーを販売しているのを発見。

警察官が男女を制止し、身分証の確認を行ったところ、いずれも中国本土出身の20代で、合法的にマカオに滞在していることが確認できる旅行証券及び中国本土の機関が発行した身体障がい者証明書1枚を提示したという。ただし、就労に必要なビザは持っていなかった。

その後の警察の調べで、2人の所持品、携行品、宿泊先からおよそ500個のキーホルダーを発見。警察官が筆談形式で2人から事情を聴いたところ、キーホルダーは中国本土のショッピングモールで購入したもので、マカオで販売することで利益を得るのが目的だったこと、これまでに260パタカ(日本円換算:約3580円)及び180香港ドル(約2250円)を売り上げていたことなどを認めたとのこと。警察は、2人の行為が違法就労にあたるとし、身柄を労工事務局へ引き渡す方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  2.  マカオ政府地球物理気象局(SMG)は5月3日、今年(2024年)4月の天気レビューを発表。 …
  3.  国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月3日にマカオで会見を開き、今年(2024年…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が5月2日に公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月前半の住宅…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun