マカオ、旅行会社の経済貢献総額1.0%減…16年

マカオ政府統計調査局は9月18日、昨年(2016年)の旅行会社調査結果を公表。

同年時点で営業中の旅行会社数は前年から6社増の256社だったが、従業員数は239人減の4246人となった。業界全体の売上は0.5%増の65.3億パタカ(日本円換算:約910億円)、支出は0.9%増の63.0億パタカ(約878億円)。経済貢献総額は1.0%減の9.4億パタカ(約131億円)、固定資本形成総額は11.4%減の1.4億パタカ(約20億円)。

売上のうち、ドライバー付きの車両チャーターサービスの伸びが最も大きく、15.6%増の9.8億パタカ(約137億円)に。一方で、旅行会社を介さずに直接ネット予約する動きが普及していることを受け、航空券などの交通チケット予約サービス売上は6.2%減の17.8億パタカ(約248億円)にとどまった。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

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