第64回マカオGP開幕間近、公道レースのため交通規制に注意=公共路線バス45路線やリゾートホテルのシャトルバスなど影響

マカオで年に一度開催されるモータースポーツの祭典、マカオグランプリの開幕が間近に迫っている。今年(2017年)の「サンシティグループ第64回マカオグランプリ」の開催期間は11月16日から19日までの4日間。

マカオグランプリはマカオ半島に市街地中心部にある公道を使用した「ギア・サーキット」(全長約6.2キロメートル)が舞台となることから、開催期間中は午前3時から当日のレース終了後しばらくまでサーキット転用部分が通行止めとなるほか、サーキット周辺を中心に通行止めや一方通行の方向調整といった交通規制が実施され、多くの公共路線バスとリゾートホテルのシャトルバスのルート、乗降場所が大幅変更となる。

マカオグランプリ組織委員会が11月8日の記者会見で明らかにした内容によれば、迂回ルートへの変更、運行区間の短縮、バス停位置の移転の対象となる公共路線バスの路線数は全体のおよそ半数にあたる45にも及ぶとのと。

例年、グランプリ開催期間中のサーキット周辺は交通渋滞も激しさを増すため、市民や観光客の市内の移動に大きな影響が出ており、交通事務局では、迂回ルートの情報収集や、早めの出発を心がけるよう注意を呼びかけている。

なお、香港や広東省各地との間を結ぶ高速船が発着するマカオの主要な海の玄関口、外港フェリーターミナルの正面にはグランプリのメインスタンドがやパドックが設営されるため、公共バスやリゾートホテルのバスが発着するバスターミナル機能が近隣の別の場所に移る。事前に交通事務局やリゾートホテルのホームページ、現地の案内板などを確認しておきたい。

マカオグランプリビルで開催されたサンシティグループ第64回マカオグランプリ開催期間中の交通規制等に関する記者会見=2017年11月8日(写真:GCS)

マカオグランプリビルで開催されたサンシティグループ第64回マカオグランプリ開催期間中の交通規制等に関する記者会見=2017年11月8日(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)がきょう(5月18…
  2.  マカオ司法警察局は5月16日、マカオで商業ビルのレンタル会議室を宝飾品店に偽装し、マカオ人の男性…
  3.  香港金融管理局は5月17日、香港におけるデジタル人民元の実証実験範囲を拡大し、香港の携帯電話番号…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  5.  マカオ政府統計調査局は5月17日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の民間建築及び 不動産取引…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun