マカオIR運営大手サンズチャイナ、地元中小企業からの購買額シェアが2割に

マカオで複数の大型カジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナは11月9日、地元中小企業からの購買額が今年(2017年)第3四半期までの累計で17億パタカ(日本円換算:約240億円)近くとなり、年間購買総額の21%を占めたと発表した。

また、このうちおよそ半分にあたる8.3億パタカ(約117億円)が同社として重点サポートの対象として要る地元の零細企業、メイド・イン・マカオ商品製造企業、若者によるベンチャー企業からだったとのこと。

サンズチャイナでは、社会的責任を果たし、地元企業の発展を積極サポートする姿勢を示すため、2015年に地元中小企業とのコラボレーションによる購買サポートプランをスタート。地元中小企業からの購買総額は今年第3四半期までの累計で55億パタカ(約775億円)に達したという。

サンズチャイナが地元中小企業からの購買サポートプランの一環として開催した料飲をテーマにしたビジネスマッチングイベントの様子(写真:Sands China Limited)

サンズチャイナが地元中小企業からの購買サポートプランの一環として開催した料飲をテーマにしたビジネスマッチングイベントの様子(写真:Sands China Limited)

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