マカオ、17年第3四半期GDP年率6.1%増=5期連続プラス

マカオ政府統計調査局は11月23日、今年第3四半期(2017年7〜9月期)のマカオの域内総生産(GDP)が物価変動の影響を除く実質で6.1%増だったと発表した。

今年第2四半期の10.3%を下回ったが、昨年第3四半期からマカオの景気回復が進んだことによるもの。

GDPのプラス成長は5期連続で、同局では、外需の拡大が続いていることを受け、サービス輸出が14.6%伸長したことを主要因として挙げた。サービス輸出の内訳では、ゲーミング(カジノ)サービス輸出が18.4%、その他ツーリズムサービス輸出が9.4%のそれぞれ上昇。また、貨物輸出は18.9%上昇だった。

一方、内需については明確な停滞が見受けられた。投資が25.1%減少したほか、政府最終消費及び貨物輸入についても、それぞれ0.7%、6.8%の減少。個人消費支出は0.5%の軽微な上昇だった。

今年第1四半期から第3四半期までの対前年実質経済成長率は9.3%。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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