マカオカジノ管理当局が緊急会議招集…ディーラーによる巨額チップ盗難事件受け

マカオ・新口岸地区にあるカジノ施設で1月16日午前、ディーラー職スタッフによる4789万パタカ(日本円換算:約6.8億円)相当のゲーミングチップ盗難事件が発生した。

カジノ管理当局にあたるDICJは17日、事件のあったカジノ施設の運営会社に対してカジノ施設の秩序維持に関する現有制度に弱点がないかを再確認した上、詳細レポートを提出するよう要求したことを明らかにした。

また、同日マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の代表者を招集した緊急会議を開催し、同種の事件の再発防止のため、モニタリングの強化、法執行機関への全面協力、危機管理体制の再確認及び改善などを促したとのこと。各運営会社からは、不規則行為の発生を予防するための新措置を講じるとの回答があったという。

同局では、カジノにおける秩序及び保安問題を非常に重視しており、司法警察局との密な連携、協力体制を継続することで、カジノにおける不法事件の抑止と取り締まりに努める姿勢をあらためて示した。

カジノディーラーによる巨額チップ盗難事件を受け開催された緊急会議の様子=2018年1月17日(写真:DICJ)

カジノディーラーによる巨額チップ盗難事件を受け開催された緊急会議の様子=2018年1月17日(写真:DICJ)

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