マカオ、銀行ATMにあった取り忘れの現金を着服した中国本土出身の男逮捕

マカオ治安警察局の発表によれば、先月(1月)31日、銀行ATMにあった取り忘れの現金を着服したとして、マカオで建設業に従事する中国本土出身の男(30)を拾得物不当占有の疑いで逮捕したとのこと。

同月10日、マカオ半島北部にある中国本土とのボーダーゲートにあたる關閘イミグレーション施設にある銀行ATMを利用した客が引き出した1万パタカ(日本円換算:約14万円)現金を受け取るのを忘れてしまったことから、銀行に連絡。その後、29日になって銀行から当日の引き出し取引は成功しており、何者かが現金を受け取ったようだとする報告があったことを受け、警察に通報したという。

警察が監視カメラ映像を確認したところ、被害者が現金を受け取り忘れたところと、すぐ後ろに並んでいた男が現金を着服し、そのまま中国本土側へ渡っていたことが判明。警察が被疑者の身元を特定し、31日に身柄の拘束に成功。被疑者は警察の調べに対し、つい出来心でやってしまったと犯行を認めた上、現金の行方については、人民元に両替した後、自身の銀行口座に預金したと供述したとのこと。警察では、男を拾得物不当占有の罪で送検する方針。

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口となる關閘イミグレーション(資料)―本紙撮影

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