マカオ税関、密輸食材使用のレストラン摘発…未検疫の野菜や海産物など計600キロ分発見

マカオ税関(澳門海關)と民政総署食品安全センターが1月29日から2月1日にかけて、市内のレストラン及び食品取扱店を対象とした合同取り締まりを実施した。

期間中、市内13軒のレストラン及び1軒の野菜販売スタンドにおいて未申請、未検疫でマカオに持ち込まれたとみられる密輸の食材(野菜559.91キログラム、海産物4.43キログラム、加工食品37.7キログラム)を発見、押収したとのこと。

民政総署では、食品安全法に基づき、当該レストラン運営者及び食材収集業者を起訴したという。有罪となった場合は最高5年の禁固刑または600日分の罰金、行政処分の場合は5万〜60万パタカの罰金がそれぞれ科されるという。

マカオ税関では、民政総署食品安全センターと協力してレストラン及び食材販売所の巡回及びあらゆる手段による密輸の取り締まりを継続し、出所不明の食品のマカオへの流入を阻止に努め、マカオにおける食の安全を維持するとしている。

マカオ税関と民政総署食品安全センターによる取り締まりの様子(写真:澳門海關)

マカオ税関と民政総署食品安全センターによる取り締まりの様子(写真:澳門海關)


マカオ税関が押収したおよそ600キロ分の未検疫食材(写真:澳門海關)

マカオ税関が押収したおよそ600キロ分の未検疫食材(写真:澳門海關)

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