マカオ国際空港、18年第1四半期累計旅客数200万人超…対前年2割増

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは4月6日、今年第1四半期(2018年1〜3月)の運営実績を発表。

旅客数は前年の同じ時期から20%増となる延べ200万人超、発着回数14%増の延べ1万5000回超に上った。1日平均にすると、旅客数が延べ約2.2万人、発着回数が延べ約160回。

旅客数の動向に関して、路線別では中国本土線が33%、東南アジア線が19%、台湾線が7%のそれぞれ増、キャリア別ではレガシーキャリアが33%、格安航空会社(LCC)が17%増。プラス要因として、新規航空会社の参入や新規路線の開設による供給座席数の増と搭乗率の上昇が挙げられる。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年の年間旅客数は対前年8%増、開港以来最多となる延べ716万人に達した。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル(資料)=マカオ・タイパ島(写真:CAM)

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル(資料)=マカオ・タイパ島(写真:CAM)

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