マカオ、ゲームセンター店長ら2人を不法賭博経営罪で起訴

世界最大のカジノ都市として知られるマカオ。ほかにも、競馬、グレイハウンド犬を使ったドッグレース、サッカー及びバスケットボールを対象としたスポーツくじ、ロトといった各種合法ギャンブルが存在し、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ民間事業者によって運営されている。

当然のことだが、認可施設以外での賭博行為は禁止されている。

マカオ治安警察局は4月6日、マカオ半島北部の黒沙環地区にあるゲームセンターで不法賭博行為が行われているとの情報提供を受け、同月2日午後6時半頃、同店に対する覆面調査を実施したと発表した。

この際、5人の客が店長にポイントカードを見せ、積算されたポイントを換金しているのが確認されたことから、警察官が身分を明かして男性店長(30)と男性店員(30)、客の男女5人(20〜50代)の身柄を拘束。

警察の調べに対し、客らは不法賭博へ参加した事実を認めた上、店内で数百から数千パタカをチャージしたポイントカードを買い、ゲーム機でのプレイを通じてその勝敗によりポイントが増減し、カード内に貯まったポイントを現金化できるシステムだったと説明。5人の客は不法賭博で得たとみられる合計現金6500パタカ(日本円換算:約8万5800円)を所持していたとのこと。警察では、店長と店員の2人を不法賭博経営罪で起訴する方針。

不法賭博経営を行っていたとみられるゲームセンターから押収されたポイントカードなどの証拠品(写真:マカオ治安警察局)

不法賭博経営を行っていたとみられるゲームセンターから押収されたポイントカードなどの証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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