マカオ国際空港、非制限エリアにも授乳室オープン…制限エリアと合わせて計3ヶ所に

マカオ国際空港運営会社のCAMは1月4日、同月1日から旅客ターミナルビル出発階の非制限エリアに授乳やオムツ替えなどの利用を想定したファミリールームをオープンしたと発表。

同空港では、2014年1月に出発フロアの制限エリアに最初のファミリールームを設置。昨年(2018年)には旅客ターミナルビル北側拡張部の制限エリアに2ヶ所目をオープンし、今回が空港内3ヶ所目、非制限エリアでは初設置となる。

目下、CAMでは旅客ターミナルビル南側拡張工事を進めており、家族連れが快適に利用できる施設とサービスの拡充に務めるとした。

マカオ政府は母乳による育児を推進する方針を打ち出しており、公共施設内への授乳室の設置拡充を進めている。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在、旅客便は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数も右肩上がりの増加が続いている状況で、昨年の年間旅客数は対前年15%増、4年連続で開港以来最多の更新となる延べ826万人に達した。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。今年3月31日からは福岡線が週4便に、7月1日からは成田線がダブルデイリー(1日2往復)になる予定。

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル出発階の非制限エリアに新たにオープンしたファミリールームの内観イメージ(写真:CAM)

マカオ国際空港の旅客ターミナルビル出発階の非制限エリアに新たにオープンしたファミリールームの内観イメージ(写真:CAM)

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