マカオ当局、「春節価格」導入の飲食店に事前申請と適性表示の徹底を要請

今年の春節(旧正月)は2月5日。例年、マカオでは春節シーズンに特別サービス料などの名目で追加料金を徴収したり、値上げを行う飲食店も出現する。

消費者委員会、旅遊局、市政署の政府三部門は、市民及び訪マカオ旅客による外食需要が高まる春節シーズンを前に、地元飲食業界の代表者らと会談。消費者利益と観光都市としてのマカオのイメージを守るため、特別サービス料の加算や価格調整を実施する場合、法律に基づき当局への事前申請を行った上、消費者が明確に認知できるよう店頭の目立つ場所への価格表掲出を徹底するよう要請した。また、客からの問い合わせがあった際には丁寧に説明する、店舗側から客に対して主導的に料金に関する説明をするなど、トラブルを未然に防ぐ努力をするよう付け加えた。

消費者委員会によれば、以前と比較して状況は改善傾向にあるといい、昨年(2018年)通期のホリデーシーズンにおける飲食店の価格に関する苦情の件数は全体の0.2%にあたる5件にとどまったとのこと。

マカオ当局と飲食業界代表者らによる会談の様子(写真:マカオ消費者委員会)

マカオ当局と飲食業界代表者らによる会談の様子(写真:マカオ消費者委員会)

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