マカオ司法警察局が新型パトカーお披露目…採用車種はスバル・フォレスターXT

マカオ司法警察局は2月17日、マカオ大学キャンパスで新型パトカー披露セレモニーを開催した。新型パトカーに採用された車種は、スバルのフォレスターXT。

薛仲明局長によれば、法執行効率の向上と警察官の安全を考慮した上、世界各地の警察部門が採用する車種を比較検討した結果、性能面の優位性でこの車種を選定したとのこと。

新型パトカーは、側面に大きな蛍光色を纏い、フロント及び側面に大きな文字で「司法警察」と書かれているのが特徴となる。夜間や暴風雨といった悪天候時にも目立つようにとの配慮で、市民や観光客がパトカーを見つけやすくなるほか、不法分子への威嚇効果も期待されるとした。

また、新型パトカーの配備に合わせ、複数の車内装備品についても見直しを行ったという。腰の両側にクイックバックルを備え、速やかに拳銃を抜くことができる戦術外套を新たに加え、防弾チョッキ、伸縮式警棒、催涙スプレー、シールドなどとともにスーツケース型及びリュック型のケースに収納する。

今後、既存のパトカーも新型同様のカラーリングに変更し、新たな車内装備の導入を進めるとした。

ちなみに、マカオ司法警察局の既存のパトカーも日本車が採用されており、主な車種は三菱・アウトランダーやマツダ・CX-7となっている。マカオの道路は日本と同じ左側通行で、右ハンドル車が主流。

マカオ司法警察局の新型パトカー披露セレモニー(写真:マカオ司法警察局)

マカオ司法警察局の新型パトカー披露セレモニー(写真:マカオ司法警察局)


マカオ司法警察局の既存のパトカー(資料)=司法警察局本部ビル前にて本紙撮影

マカオ司法警察局の既存のパトカー(資料)=司法警察局本部ビル前にて本紙撮影

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