12年12月新規ローン貸付、住宅・商業物件とも下落持続

マカオ政府金融管理局は21日、昨年(2012年)12月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け、商業物件ともに前月からの下落基調を持続。

12年12月の新規住宅ローン貸付承認総額は26億パタカとなり、前月比26.5%の下落。うち、マカオ居民が占める割合は90.7%に。金額ベースではマカオ居民が30.4%、非居民が59.6%の減となった。

未完成物件に対する新規貸し付けは1億パタカを割り込む8,978万パタカとなり、前月比59.3%の大幅減。うちマカオ居民によるものが同90.7%を占め61.6%減、非居民は同0.8%の微増だった。

商業物件への新規貸付は前月比50.8%減の23億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが95.7%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同51.3%減、非マカオ居民が35.9%の大幅増となった。

2012年12月末締めの未返済住宅ローン残高は967億パタカで前月比0.8%増、うちマカオ居民が93.0%を占めた。商業物件は同689億パタカで2.0%増、うちマカオ居民が90.9%となっている。

なお、返済滞納率は前月からとほぼ同水準で、住宅ローンが0.05%で前月から0.01%良化、逆に商業物件ローンは0.04%悪化の0.18%となった。

例年、マカオでは新年前にあたる12月の不動産マーケットは閑散期といわれる。

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

タイパ島のマンション群(資料)―本紙撮影

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