マカオ 19年第1季の観光物価指数137.92…前年同期から0.72%上昇=ホテル宿泊や飲食サービス費の上昇受け

マカオ政府統計調査局は4月15日、今年第1四半期(2019年1〜3月)の観光物価指数が前年の同じ時期から0.72%の上昇となる137.92だったと発表。

同局では指数上昇の主要因としてホテル宿泊と飲食サービス費の上昇、土産用食品の値上がりが衣料品・ハンドバック価格の下落分を上回ったこと挙げた。分類別の価格指数でみると、レジャー用品(花火・爆竹)が3.93%、宿泊が3.73%、食品・たばこ・酒が3.28%のそれぞれ上昇。一方、衣類・履物は6.94%、雑貨は2.50%のそれぞれ下落だった。第1四半期には春節(旧正月)が含まれる。

昨年第4四半期の観光物価指数との比較では1.35%の下落。冬物衣料のセール販売、ホテル宿泊の価格指数がそれぞれ8.58%、1.61%の下落。一方、娯楽・文化活動、食品・たばこ・酒の価格指数は2.78%、1.16%のそれぞれ上昇。

直近4四半期(2018年第2四半期〜2019年第1四半期)の観光物価平均指数は、前の4四半期から0.55%の上昇。このうち、宿泊、食品・たばこ・酒、娯楽・文化活動の価格指数が3.98%、2.43%のそれぞれ上昇で、衣類・履物は5.15%の下落だった。

観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、まもなく年間最大の書き入れ時となる「五・一」労働節ゴールデンウィークを迎える。マカオ…
  2.  マレーシアのMJets Air(Mジェットエア)が4月28日、同国のクアラルンプール国際空港とマ…
  3.  マカオは人口約68万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角で、香港上場のSJMホールディングスは4月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年5月号
(vol.143)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun