マカオ、19年1〜3月累計インバウンド旅客数1035万人…対前年21.2%の大幅増

マカオ治安警察局は4月16日、今年(2019年)1〜3月の出入境旅客統計を公表。出入境旅客総数は前年同時期から12.6%増の4840万人(延べ、以下同)、インバウンド旅客に限ると21.2%の大幅増となる1035万人に上った。

先の清明節3連休(4月5〜7日)については、出入境旅客総数が180万人に達した、マカオ半島北部にあり、広東省珠海市の拱北地区との主要な陸路の玄関口となる關閘イミグレーション施設では、連休2日目にあたる6日に46万7000人を記録。今年3月16日に更新したばかりの単日最多記録を塗り替えた。

マカオでは、4月19日から22日かけて、イースターの4連休を迎える。マカオから外地への小旅行のほか、マカオにとって中国本土に次ぐ第二の旅客ソースである香港でも同様に4連休となり、港珠澳大橋の開通により安価なシャトルバスによる往来が可能となったことから、多くの香港旅客がマカオを訪れると予想される。なお、中国本土にはイースター連休はない。

同局では、イースター4連休の総出入境人数が230万人に上ると見込んでおり、外港フェリーターミナル、タイパフェリーターミナル、マカオ国際空港、港珠澳大橋マカオ側イミグレーションで混雑が予想されることから、関連部門と連携し、旅客の分流及び秩序維持に努めるとした。

19年1〜3月のインバウンド旅客数が対前年2割超の増加となったマカオのイミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

19年1〜3月のインバウンド旅客数が対前年2割超の増加となったマカオのイミグレーション施設(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  2.  マカオ政府地球物理気象局(SMG)は5月3日、今年(2024年)4月の天気レビューを発表。 …
  3.  国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は5月3日にマカオで会見を開き、今年(2024年…
  4.  マカオ政府財政局(DSF)が5月2日に公表した最新統計によれば、今年(2024年)4月前半の住宅…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun