マカオ、カジノ運営6社の年間利益合計は約6314億円…2018年

マカオの昨年(2018年)通期のカジノ売上は対前年14.0%増の3028.46億パタカ(日本円換算:約4兆1928億円)で、2年連続となる対前年プラスを記録したほか、4年ぶりに3000億パタカの大台を回復した。

マカオでは、政府とコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6陣営がカジノ施設を運営しており、昨年末時点の施設数は41軒。このほど、6陣営の昨年度の業績発表が出揃い、合計利益が前年から約2割増の約456億パタカ(約6314億円)に達したことが明らかとなった。

内訳は、利益が大きかった順にヴェネチアンマカオ社の160.19億パタカ(約2218億円)、ギャラクシーカジノ社の140.9億パタカ(約1951億円)、ウィンリゾーツ(マカオ)社の71.04億パタカ(約984億円)、メルコリゾーツ(マカオ)社の46.3億パタカ(約641億円)、SJM社の29.72億パタカ(約412億円)、MGMグランドパラダイス社の8億パタカ(約111億円)。MGMグランドパラダイス社は前年から7割減となったが、残る5社はいずれもプラスだった。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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