マカオカジノ監理部門DICJ局長に吳惠嫻氏が就任…女性初

 5月7日、マカオ政府のカジノ監理部門、博彩監察協調局(DICJ)新局長の吳惠嫻(ン・ワイハン)氏の就任式が行われた。DICJの局長に女性が就任するのは初めてのこと。

 DICJの曲調は、前局長で警察畑の何浩瀚(アドリアーノ・ホー)氏が昨年(2024年)12月20日付で税関長に栄転したことを受け、これまで5ヶ月にわたってポストに空きが生じていた。

 マカオ政府経済財政長官の戴建業(タイ・キンイプ)氏は就任式において、DICJの任務は業界の健全かつ秩序ある発展を監督、調整、そして規制することであり、新局長の下で同局がマカオ経済のダイバーシティ化(過度なカジノ産業依存からの脱却)を推進するとともに、(カジノ運営)コンセッション事業者のノンゲーミング分野への投資に関するコミットメントの履行状況を厳しく監督し、これを通じて地域経済を活性化させること、コンセッション事業者が社会的責任を果たすことを促すこと、業界管理の改善、部門横断型の協力強化、違法賭博に対する取り締まりなどについて、献身的な取り組みを期待していると述べた。

 吳氏は1999年に公職入りして以降、主に公共行政畑を歩み、政務の電子化や行政手続きの最適化に関して豊富な経験を持つとのこと。

就任式にて左から羅志輝経済財政長官弁公室主任、戴建業経済財政長官、吳惠嫻DICJ局長=2025年5月7日(写真:DICJ)

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