マカオ治安警察局は1月16日、カジノ送迎シャトルバス車内で拾ったスマートフォンの返却をめぐり、持ち主に対して2000香港ドル（日本円換算：約2.8万円）の現金を要求したとして、中国本土出身の女（40）を恐喝罪で逮捕、送検したと発表。

　警察によれば、中国本土出身の男性から同月15日にシャトルバスを利用した際におよそ1万香港ドル（約14.2万円）のスマートフォンを落としたことに気付いた後、自身の番号に電話をしたところ、電話に出た女が返却にあたって金銭を要求してきたとの通報があったという。

　電話に出た女が受け渡し場所としてマカオ半島中区にあるホテルを指定したことから、持ち主が現場に向かい、現場に現れた女との取引を行った直後、近くで監視していた警察官が女の身柄を拘束に成功したという。

　この女は電話の主と同一人物で、警察の調べに対し、シャトルバスの中で落し物のスマートフォンを拾い、つい出来心でやってしまったなどと供述しているとのこと。

落し物のスマホの返却めぐり金銭を要求したとして脅迫罪で送検される中国本土出身の女（写真：マカオ治安警察局）