マカオ、水銀および水銀使用製品を禁輸に…「水銀に関する水俣条約」関連要件履行

 マカオ政府環境保護局は12月23日、「水銀に関する水俣条約」関連要件を履行するため、対外貿易法を改正し、水銀および水銀使用製品の輸入、中継輸送、輸送を禁止とする行政長官令が公布されたと発表。施行日は(2020年)12月24日。

 「水銀に関する水俣条約」は2013年10月に日本の熊本市と水俣市で開催された外交会議において採択されたもの。水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定めている。マカオ特別行政区では2017年に有効となった。

 環境保護局は今回の措置について、環境の質と居民の健康を保護するため、マカオの実情を総合的に分析した上の決定と説明している。

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

マカオ特別行政区政府本部ビル(資料)—本紙撮影

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