マカオ、かつての水上カジノを再現した建物内に中国料理店オープン

 マカオ・コタイ地区にあるテーマパーク型複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」は、各所にマカオの昔懐かしい建物や意匠が再現されていることでも知られる。

 中でも、特に目立つのが1960年代のマカオを象徴する存在のひとつで、かつての水上カジノの外観を再現した「マカオパレス(澳門皇宮)」だ。これまで外から眺めるのみだったが、いよいよ1月29日に中華料理レストラン「ロイヤルパレス(皇宮海鮮舫)」(2階)がオープンする。同店はノスタルジックな雰囲気を醸し出すトラディショナルかつゴージャスなインテリアが特徴的で、メニューはキャリア40年以上を誇る李錫堅シェフ率いるチームが手がける本格広東式点心と海鮮火鍋がメインとのこと。しばらくの間はディナータイムのみ営業という。

リスボエタマカオに再現された「マカオパレス」(写真:Lisboeta Macau)

 リスボエタマカオは昨年(2021年)7月の開業。以降、段階的に体験型アトラクション、ショッピングモール、シネコン、ホテルといった施設の拡充が進んでいる。なお、リスボエタマカオはカジノを併設していない。

 余談だが、本家のマカオパレスはすでに営業をストップして久しいが、現在もマカオ半島の沖合に係留されており、その姿を見ることができる。

リスボエタマカオ「マカオパレス」2階にオープンするレストラン「ロイヤルパレス」の内観イメージ(写真:Lisboeta Macau)

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