マカオ金融管理局、政策金利を0.75%に引き上げ

 マカオ金融管理局(AMCM)は3月17日午前、政策金利に当たる基準金利を25ベーシスポイント引き上げ、0.75%としたことを発表した。

 今回の利上げは、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間3月16日に短期金利の指標とされるフェデラルファンド金利の誘導目標を「0~0.25%」から「0.25~0.50%」へ25ベーシスポイント引き上げを決めたことによる。FRBによる利上げは2018年12月以来のこと。

 香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の17日朝に基準金利を25ベーシスポイント引き上げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の政策金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。

直近10年間のマカオの基準金利の推移(図版:AMCM)

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