マカオの2022年3月の住宅不動産市場、前月から取引数増も平均平米単価は下落

 マカオ政府財政局(DSF)が4月19日付で公表した最新統計によれば、今年(2022年)3月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から150件増(75.0%増)となる350件だった。

 一方、3月の住宅不動産の実用面積あたり平均平米単価については前月から2.8%下落の9万3641パタカ(日本円換算:約146万円)に。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、経済に影響が及んでいるが、住宅不動産市場についてはこれまでのところ比較的安定して推移してきた。

 前月の特殊要因として、農暦新年(旧正月)があったことが挙げられる。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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