マカオ、2022年5〜7月期の総体住宅価格指数は258.3…同年4〜6月期から0.2%下落

 マカオ政府統計調査局は9月8日、今年(2022年)5〜7月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は258.3で、前回調査(今年4〜6月期)から0.2%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が0.1%上昇の259.2、タイパ島・コロアン島が1.3%下落の254.4。

 ストック物件(中古)の価格指数は0.2%下落の276.0。エリア別にみると、マカオ半島が横ばいの269.4、タイパ・コロアン島が0.9%下落の302.3。築年数別では、6〜10年、20年以上が3.1%、0.5%のそれぞれ下落、11〜20年は0.7%上昇。未完成物件(プレビルド)は0.5%下落の306.1。実用面積別では、75〜99.9平米が1.2%下落、50〜74.9平米も0.9%下落だった。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、ツーリズム産業を柱する経済は大打撃を受けた。住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、コロナ禍の長期化によりこのところ影響が現れている。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナ社は、コタイ地区にある傘下のIR施設…
  2.  近年、マカオでは新興埋立地のコタイ地区及びマカオ半島の新口岸地区を中心に大型カジノIR(統合型リ…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は7月29日、今年(2025年)6月及び上半期(1〜6月)の対外商品貿…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は7月29日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例…
  5.  マカオは人口約69万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…

ピックアップ記事

  1.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  2.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年8月号
(vol.146)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun