マカオ当局、年間インバウンド旅客数2400万人超見込む…事前予測上回る急回復

 マカオでは、今年(2023年)1月初旬に水際措置が大幅緩和されて以降、インバウンド旅客数の急回復が続いている。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)の程衛東代理局長は8月4日、土産店のオープニングイベントに出席した際、前月(7月)のインバウンド旅客数はコロナ前2019年同月の約78%にあたる約270万人(単日平均約8.9万人)まで回復し、8月頭の3日間についても単日約9.3万人に上っており、単月で前月を超える可能性があるとコメント。

 また、下半期にはイベントも多く開催されることから、インバウンド旅客数の底上げが期待されるとし、年間では事前予測値である2400万人を上回り、2019年の8割程度まで回復するとの見込みを示した。

 なお、依然として(中国本土、香港、台湾以外からの)海外旅客の数が少ない中、中国本土と香港からの旅客が勢いよく戻っていることから、インバウンド旅客全体に占める海外旅客の割合の上昇は遅れているが、MGTOとして下半期にかけてオンライン、オフラインでのプロモーションを積極的に展開していくとした。

多くの人出で賑わう観光名所周辺の様子(資料)=マカオ・大三巴街(写真:MGTO)

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