マカオの路上で約94万円入りの財布を拾い着服…70代中国人の男逮捕

 マカオ治安警察局は9月15日、路上で拾った多額の現金入りの財布を着服したとして、中国本土からマカオ入りしていた中国人の無職の男(70代)を拾得物不当占有罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同局の発表によれば、同月12日午後8時半頃、1人の旅客からマカオ半島新口岸地区の上海街にあるホテル前でタクシーを降車した後、5万香港ドル(日本円換算:約94万円)入りの財布がなくなっているのに気づき、何者かに持ち去られた可能性があるとの通報があったという。

多額の現金入りの財布を拾い着服したとして逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

 通報を受け、同局が捜査に着手。ホテルの監視カメラ映像に財布を拾って現場を去る男の姿が確認でき、公共エリアの監視システムなどを活用して拾得者の身元を特定。翌日(13日)午前、現場と同じストリートで被疑者の身柄確保に成功したとのこと。

 被疑者は警察の調べに対し、財布を拾った後、出来心で着服してしまったと犯行を認め、男が滞在していた部屋の捜索で当該拾得物の発見に至ったとした。

 現場周辺はホテルやカジノ施設が密集するマカオ有数の繁華街エリアのひとつにあたる。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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