マカオLRT石排灣線と横琴線で列車の試運転再開…約2週間ぶり

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は5月24日、マカオLRT(新交通システム)の建設中新線「石排灣線」と「横琴線」における列車の試運転を再開したと発表。

 両線における列車の試運転は、同月8日未明に石排灣線の協和醫院駅において試運転列車2編成の接触事故が発生したことを受けてストップしていた。

 その後の調査で、事故原因が人為的な操作ミスによるもので、システムの安全に問題がないことが確認された。

試運転再開に向け5月24日未明にかけて行われた訓練の様子(写真:DSOP)

 同局では、各部門が試運転の手順、監督体制、権限等に関する対応措置を強化した上、24日未明に訓練を終えたことから、試運転再開に至ったとした。

 目下、マカオLRTは路線ネットワークの拡充が進んでおり、タイパ島北東部にあるマカオ国際空港からマカオ半島東部沖に造成中の埋立地を経由してマカオ半島北端にある關閘を結ぶ全線地下、全長約9キロの新線「東線」が昨年8月に着工したばかりで、2028年完成予定。また、タイパ線の蓮花駅と横琴口岸(イミグレーション)前の新駅を結ぶ支線(2駅、約2.2キロ)と蓮花口岸駅付近から分岐する石排灣支線(2駅、約1.6キロ)の両線については今年(2024年)内の開業予定と公式にアナウンスされている。

試運転再開に向け5月24日未明にかけて行われた訓練の様子(写真:DSOP)

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