マカオで香港マーク6のチケットを販売した雑貨店経営者夫婦逮捕

 マカオ治安警察局は10月17日、香港の宝くじに相当するマーク6(六合彩)を販売したとしてマカオ半島北区にある雑貨店を摘発し、マカオ人の男女2人(この店の経営者と店員である50代の夫婦)を逮捕したと発表。

 同局によれば、宝くじを不法販売している人物がいるとの通報を受け、同月13日に当該雑貨店に対する捜査を進めていたところ、店員の女が通行人にこれを販売する一部始終を警察官が確認したことから、身分を明かして女に対する職務質問を実施したとのこと。

 女は同局の調べに対し、今年(2024年)2月から見知らぬ男に宝くじの転売で差額を稼げると持ちかけらるようになり、不定期にこの男から仕入れ、1枚あたり5〜9パタカ(約93〜168円)の利益を得ていたと説明。その後、経営者の男に事情を聞いたところ、店の運営は上述の店員の女に任せており、違法な宝くじの取り扱いについて詳しいことは知らないと話したが、同局では捜査を通じて2人の関与は明らかとし、揃って不法販売罪で検察院送致するとした。

 なお、同局は今年8月と9月にもマカオ半島北部で同種の事案を摘発している。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

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