マカオのIRグランドリスボアパレス内の「メイド・イン・マカオ」コーナーが移転リニューアルオープン

 マカオで統合型リゾート(IR)を運営するSJMリゾーツ社(SJM Resorts, S.A.)は1月28日、コタイ地区に所在する同社の旗艦IR「グランドリスボアパレス(Grand Lisboa Palace)」に併設する小売スペース「メイド・イン・マカオ」コーナーを移転リニューアルオープンしたと発表。

 同社では、地元ブランドのためのビジネス環境づくりやパートナーシップ構築を目的とした地域社会への貢献に対するコミットメントの一環で、2022年から同IR内に地元中小企業が手掛ける商品を展示・販売するコーナーを開設してきたとのこと。

 今回の移転リニューアルオープン後、同コーナーでは8つの地元中小企業によるカルチャー・クリエイティブ関連やスキンケア・ヘルスケア商品など、マカオの魅力を体現し、また伝統とイノベーションを融合させたユニークな商品を取り扱うという。

移転リニューアルオープンしたグランドリスボアパレスの「メイド・イン・マカオ」コーナーのイメージ(写真:SJM Resorts, S.A.)

 同社では、プレミアムな物理的小売プラットフォームによって、地元中小企業のマーケティング的な制約を突破し、海外からIRを訪れるゲストと直接つながり、ビジネスチャンスを拡大する重要な役割を果たすと期待を示した。

 同コーナーの開設場所はグランドリスボアパレス1階のショッピングモール内(ショップNo.143B)で、営業時間は午前11時30分から午後7時まで。

 マカオ政府とカジノ経営コンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ事業者は同社を含めて6社あり、契約にあたって各社それぞれが地域コミュニティへの貢献や経済の多元化につながる施策を求められている。

移転リニューアルオープンしたグランドリスボアパレスの「メイド・イン・マカオ」コーナーのイメージ(写真:SJM Resorts, S.A.)

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