マカオ国際空港、10月旅客輸送量12%増の46万人

マカオ国際空港運営会社は11月7日、今年(2014年)10月の輸送実績などを発表。旅客輸送量はのべ46万人、発着回数は4600回で、いずれも前年同月比12%増。中国本土の大型連休となった10月1〜5日については、旅客輸送量が前年の同じ時期と比べ17%増となるのべ7.4万人、発着回数が10%増の700回となった。今年1〜10月の累計旅客輸送量はのべ450万人を突破している。

同社によると、11月も中国本土、東南アジア路線を中心に安定した旅客増を見込んでいる。マカオ国際空港を利用する旅客の出発地別の内訳は、中国本土が37%、東南アジア及び北アジアが36%、台湾が27%となっている。

マカオ国際空港にとって今年3社目の新規就航会社、バッサカエアが10月27日にカンボジアの首都プノンペンとの間を結ぶ直行便を開設。現在はチャーター便扱いで週2便を運行しているが、11月中旬から同じく週2便の定期便へ格上げされる予定となっている。バッサカエアはカンボジアに本拠地を置く新興航空会社。

また、マカオ国際空港では、旅客の利便性の向上を目指し、近日中にスマートフォン用アプリの前面リニューアルを予定している。

マカオ国際空港の年間旅客輸送量は2013年に開港以来最多となる年間500万人を突破した。隣接する香港国際空港との比較でおよそ10分の1、日本国内9位(2013年実績)の鹿児島空港とほぼ同じ規模の旅客輸送量となる。

10月27日、プノンペンからマカオへ到着した初就航のバッサカエア機(写真:澳門國際機場)

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