マカオ当局、通関施設に顔認証システム導入へ=水際対策強化目的

マカオ政府保安庁の黄少澤長官は4月9日、マカオ立法会施政弁論会の席上、今年(2015年)中にマカオと外地との玄関口となる通関施設に顔認証システムを導入する見通しであることを明らかにした。

黄局長は同システムの導入目的について、当局が危険人物、犯罪リスクが高いと判断される人物の出入境情報や記録を得た場合の水際対策に活用できると説明している。

マカオではカジノ施設が顔認証を含む高度なセキュリティシステムを導入しているされる。

マカオ立法会施政弁論会で演説を行う黄少澤マカオ保安庁長官(写真中央)=4月9日(写真:GCS)

マカオ立法会施政弁論会で演説を行う黄少澤マカオ保安庁長官(写真中央)=4月9日(写真:GCS)

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