マカオ、カジノ売上低迷長期化も住宅不動産価格堅調=平米単価136万円、15年3月

マカオ政府財政局が4月30日に発表した最新データによると、今年(2015年)3月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から約3割増となる410件、平均平米単価は同2.5%上昇の9万1570パタカ(日本円換算:約136万円)となった。

前年同月との比較では取引件数が約4割の大幅減、平均平米単価は2.2%の上昇だった。

マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年3月まで10ヶ月連続で前年割れとなる中、住宅不動産市場については取引件数こそ減少しているものの、値崩れせず踏みとどまっている状況だ。

新興高級住宅街として知られるマカオ・タイパ島中心部の高層マンション群(資料)—本紙撮影

新興高級住宅街として知られるマカオ・タイパ島中心部の高層マンション群(資料)—本紙撮影

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