香港での中国本土出身者による犯罪5%増の1529件=14年

香港ではここ数ヶ月の間に繁華街の宝飾店への武装強盗やファッションブランド創業ファミリーの誘拐事件など、中国本土出身者による凶悪犯罪事案が相次いで発生しており、市民の間で心配の声が広がっている。

香港の日刊紙「アップルデイリー」が5月20日付紙面で報じた。香港立法会議員の質問に対して香港保安局の黎棟国局長が回答した内容によると、2012年から14年までの3年間に香港で刑事犯罪で逮捕された中国本土出身者は4424人に上り、このうち295人が密航者だったという。

昨年(2014年)の香港での中国本土出身者による犯罪は1529件で、2012年から6%、2013年から5%のそれぞれ増。犯罪種別では、多い順に店舗における窃盗(万引き等)が269件、その他窃盗が196件、詐欺が103件、文書偽造及び偽造紙幣が94件となった。このほか、銃器及び弾薬所持が2012年の21件から2倍以上の大幅増となる57件、強盗は同5件増の9件。

中国本土からの旅客10万人あたりの刑事犯罪者数は2012年が3.9人、2013年が3.3人、2014年は3.1人と下降傾向にある。ただし、これについては香港を訪れる中国本土旅客の増が続いていることで希薄化したものとされる。

2014年に香港を訪れた旅客数は約6080万人に上り、約78%を中国本土からの旅客が占めた。九龍半島の尖沙咀からヴィクトリアハーバー、香港島のセントラルを望む(資料)—本紙撮影

2014年に香港を訪れた旅客数は約6080万人に上り、約78%を中国本土からの旅客が占めた。九龍半島の尖沙咀からヴィクトリアハーバー、香港島のセントラルを望む(資料)—本紙撮影

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