老朽化のため2013年から改修工事を行っているハイアライ（回力）カジノの再オープン時期について、運営会社SJMホールディングスのアンブロース・ソーCEOは5月21日、来年（2016年）3月以降となる見通しを語った。

マカオの日刊紙「澳門日報」などが5月22日付紙面で報じた内容を総合すると、当初計画では今年（2015年）中にも工事を終える予定だったが、建設認可を得るのに想定以上の時間を要したとしている。

なお、同社のコタイ地区における大型IR（統合型リゾート）プロジェクト「リスボアパレス（上葡京）」については、スケジュール通り2017年下半期落成に向けて工事が進んでいるという。マカオのカジノ市場の低迷が長期化する中、同社の投資計画に全く変更はないとのこと。

改修工事前のハイアライカジノ外観（資料）＝2009年—本紙撮影