香港旅行代理店各社、韓国行きツアー催行中止を7月末まで延長=MERS沈静化メド立たず

韓国におけるMERS(中東呼吸器症候群)の感染拡大を受け、香港政府保安局は6月9日、韓国を対象とした赤色渡航警告(定義:脅威の存在が明確)を出し、韓国への不要不急の渡航を自粛するよう呼びかけている。

韓国では7月1日に5日ぶりの新規MERS感染者がみつかった。また、同日時点でおよそ2200人が隔離措置の対象となっているなど、沈静化のメドは立っていない状況だ。

香港の旅行代理店各社では、すでに6月9日から7月15日までの韓国を目的地とするツアーの催行中止を決定し、申し込み客に対するキャンセルや日程変更(延期)を受け付けている。

マカオの政府系放送局TDMが7月2日午後のラジオニュースで報じた内容によると、香港の大半の旅行代理店は、韓国行きパッケージツアーの催行中止を7月末まで延長することを決定したという。香港旅行業議会では、今回の延長に伴い、およそ100団体、1600人の旅客が影響を受ける見込みとのこと。

また、マカオの旅行代理店各社についても7月末までの韓国を目的地としたパッケージツアーの催行中止を決定しており、一部の会社では8月についても催行しない方針という。

韓国・ソウルの繁華街、明洞(ミョンドン)地区の町並み(資料)=2010年—本紙撮影

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