マカオの新IRスタジオ・シティ、カジノテーブル認可数は150台程度か=大手金融機関予測、設計上は500台収容可能

今年(2015年)下半期の開業予定で開発が進められているマカオ・コタイ地区の大型IR「スタジオ・シティ」について、マカオ政府カジノ監理当局によるゲーミング(カジノ)テーブル認可数がどのくらいの規模になるかに注目が集まっている。

マカオの英字月刊誌「マカオビジネス」が8月3日付電子版で報じた内容によると、ドイツ銀行は開業時期を10月とし、ゲーミングテーブル認可数は150台程度にとどまると予測しているという。

スタジオ・シティの運営会社メルコ・クラウン・エンターテインメントのローレンス・ホー共同会長兼CEOは今年1月に開催したスタジオ・シティの概要説明会見に出席した際、スタジオ・シティの設計上の収容可能テーブル数を500台、目標とするテーブル数を400台と語っていた。

なお、今年5月27日に開業した大型IR「ギャラクシーマカオ」第2期についても、設計上の収容可能テーブル数500台に対し、実際の認可数は150台にとどまっていた。

カジノ監理当局にあたる博彩監察協調局が公表している最新データによると、今年第2四半期末時点のマカオのゲーミングテーブル数は5814台。マカオ政府は、2013年から2020年までの間の新規ゲーミングテーブル認可を年平均3%以内に制限とするとの方針を明らかにしている。

建設工事が進む大型IR「スタジオ・シティ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年5月—本紙撮影

建設工事が進む大型IR「スタジオ・シティ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年5月—本紙撮影

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