マカオ、悪質タクシー問題深刻化=ぼったくりと乗車拒否検挙数、1〜7月だけで前年の約2倍

近年、マカオでは悪質タクシーの横行が社会問題化している。また、最近では営業許可を受けずに自家用車等を使って営業行為を行う白タクなども見受けられるといい、警察などが取り締まりを強化して対応にあたっている。

マカオ治安警察局は8月6日、今年(2015年)7月の違反タクシー検挙数統計を公表。同月の違反検挙数は367件に上り、このうち、ぼったくりが19%を占める70件、乗車拒否が同51%の188件で、全体の70%を占めている。この他、白タクの検挙も31件あった。

統計資料によると、昨年(2014年)通年のぼったくり及び乗車拒否の検挙件数はおよそ1000件で、一昨年の約4倍となったが、今年はすでに1〜7月の累計で1907件となり、前年の2倍近くに達している。

治安警察局では、悪質タクシーや白タクの存在は市民の利益及び観光都市としてのマカオの印象を著しく毀損する許し難いものとし、違反行為の根絶に向けて取り締まりを継続実施していくとしている。

マカオの人口は約64万人、訪マカオ旅客数は年間約3150万人であるのに対し、タクシー総数はおよそ1000台程度にとどまっており、需要に追いついていないとの見方もある。また、現行法では違反タクシーに対する罰則が極めて甘いと指摘されており、罰則強化やおとり捜査を可能とする法改正の準備も進められている。

マカオ警察当局による違反タクシーに対する取り締まりの様子(資料)=2015年2月(写真:GCS)

マカオ警察当局による違反タクシーに対する取り締まりの様子(資料)=2015年2月(写真:GCS)

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