マカオの7月住宅不動産市場軟調=取引件数、平米単価とも下落
- 2015/8/31 20:52
- 産業・経済
マカオ政府財政局が8月31日に公表した最新統計によると、今年(2015年)7月の住宅売買・移転にかかる不動産印紙税の対象となった取引件数は前月から12.1%、前年同月から14.5%のそれぞれ下落となる529件、平均平米単価は前月から8.4%、前年同月から12.5%それぞれ下落の8万4753パタカ(日本円換算:約128.7万円)となった。
マカオ経済の屋台骨といえるカジノ売上が昨年(2014年)6月から今年7月まで14ヶ月連続で前年割れとなる中、住宅不動産市場についてもマイナス影響が及びつつあるようだ。また、8月以降は相次ぐ人民元の切り下げや中国、香港の株価の下落もあり、不動産価格へのインパクトに注目が集まりそうだ。