マカオ航空、有償座席利用率下落も旅客・貨物とも売上増=15年上半期

マカオ航空の今年(2015年)上半期(1〜6月)の実績について、ロードファクター(有償座席利用率)が下落したものの、旅客・貨物とも売上増となったことがわかった。

マカオの月刊英字経済誌「マカオビジネス」が8月31日付電子版で報じた。マカオ航空の親会社にあたるエアチャイナ(中国国際航空)の発表によると、マカオ航空の今年上半期の旅客数は前年同期比6.51%増の108万人、ロードファクターは1.53ポイント下落の66.4%だったとのこと。

なお、旅客キロ(有償旅客数×輸送距離)売上については7.7%増の18.3億人民元(日本円換算:約348.3億円)、貨物の輸送トンキロ(輸送貨物重量×輸送距離)売上は7.72%増の1.948億人民元(約37.1億円)で、いずれもプラスだった。

マカオ航空はマカオに本拠地を置くマカオを代表するフラッグシップキャリアで、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナが7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。世界的なアライアンスには加入していないが、エアチャイナ、全日空、アシアナ航空、タイ国際航空といったスターアライアンス系航空会社を中心にコードシェアを行い、マイレージサービスではエアチャイナ、全日空と提携。現在、マカオと日本(東京・成田及び大阪・関西)間の直行定期便を運航する唯一の航空会社となっている。

マカオ航空機(資料)=マカオ国際空港(写真:MGTO)

マカオ航空機(資料)=マカオ国際空港(写真:MGTO)

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