香港島の南北結ぶ地下鉄新線、2016年末開業へ

2011年5月に着工、来年(2016年)末の開業を目指して建設工事が進む香港島の南北を縦貫する地下鉄新線、MTRサウスアイランド線(南港島線)について、当初予定通りの時期に開業できる見通しであることがわかった。

MTRサウスアイランド線は香港島の北側にある香港政府本部やオフィスビルが建ち並ぶビジネス街、アドミラルティ(金鐘)を起点に、自動車専用の南北縦貫トンネル、アバディーントンネルに並行するかたち島の南部へ向かい、大型レジャーパークのオーシャンパーク(海洋公園)前を経て、サウスホライズンズ(海怡半島)へ至る全5駅、約7キロの路線。

11月14日、香港政府運輸住宅局のアンソニー・チャン(張炳良)局長が建設現場を視察した際に明らかにしたもの。チャン局長によると、工事はすでに9割が完成しているとした。また、現状、香港島の南北交通はアバディーントンネル(香港仔隧道)に依存しており、アドミラルティとサウスホライズンズ間の(バスによる)所要時間は25〜45分だが、地下鉄新線の開業に伴い11分にまで短縮できるとした。

高架駅舎となるオーシャンパーク駅を視察する香港政府運輸住宅局のアンソニー・チャン局長(写真右端)=11月14日(写真:news.gov.hk)

高架駅舎となるオーシャンパーク駅を視察する香港政府運輸住宅局のアンソニー・チャン局長(写真右端)=11月14日(写真:news.gov.hk)

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