マカオの新名所、世界初の8の字観覧車が運転中に停止=乗客1時間閉じ込め

マカオ・コタイ地区に今年(2015年)10月27日にオープンした大型IR(統合型リゾート)スタジオ・シティの目玉アトラクションのひとつ、世界初の8の字型の観覧車「ゴールデン・リール」が12月25日午後の営業運転中に故障で停止し、およそ100人の乗客が1時間にわたってゴンドラ内に閉じ込められたという。

香港の日刊紙アップルデイリーが12月25日付電子版で報じた記事によると、同日午後4時30分頃、突然すべてのゴンドラがストップ、午後6時頃になって再び動き出し、閉じ込められていた乗客は建物23階フロアにあるローディングデッキからゴンドラを降りることができたという。運営会社は同紙の取材に対し、故障の原因について調査を進めるとともに、乗客の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫びするとコメントしたとのこと。なお、ゴールデン・リールは同日午後8時頃から通常営業を再開したという。

ゴールデン・リールはリゾートの両翼に広がる2つホテル棟をつなぐ中央部の地上高130メートルの位置あり、17台のゴンドラ(1台あたりの最大定員は10人)が8の字を描くかたちでそれぞれ15分かけて一周するというもの。設計及びエンジニアリングは欧州リヒテンシュタイン公国に本拠地を置く遊戯機械及びモノレールの世界的なメーカー、インタミン・アミューズメント・ライド・インターナショナル社が担当している。

マカオ・コタイ地区の大型IRスタジオ・シティの建物中央に位置するゴールデン・リール(資料)—本紙撮影

マカオ・コタイ地区の大型IRスタジオ・シティの建物中央に位置するゴールデン・リール(資料)—本紙撮影

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