17日、在香港日本国総領事館により今月23日に79歳の誕生日をお迎えになる天皇陛下を祝う「2012年天皇誕生日祝賀レセプション」がホテルオークラマカオで開催された。

会場となったホテルオークラマカオ28階ボールルームにはマカオ在住日本人、在香港日本国総領事館関係者、マカオの政界関係者など約100名が集まり、友好ムードが漂うレセプションとなった。マカオでは毎年天皇誕生日祝賀レセプションが開催されており、会場は昨年からホテルオークラマカオとなった。

冒頭の挨拶の中で、在香港日本国総領事館の隈丸優次総領事はマカオの世界遺産等の観光資源、目覚ましい経済発展の状況に触れ、日本人にとって旅行先として、経済面でも注目されているエリアだとの認識を示した。また、東日本大震災後、香港とマカオから100名を超える学生が東北地方を訪れたエピソードを紹介し、今後も学生の相互訪問による未来志向の友好関係深化の大切さを訴えた。

隈丸総領事は2013年1月に離任し、帰国することが決まっている。これについて、2年という短い時間であったが、たいへん有意義な時間を過ごす事ができたとし、今後のマカオ社会のさらなる発展と輝かしい未来に期待するなどと述べた。

（左）マカオ政府保安司司長張國華氏、（右）在香港日本国総領事隈丸優次氏―本紙撮影