マカオの大型カジノIR「パリジャン」建設現場で不審火=ケガ人なし

マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「パリジャンマカオ」の建設現場で1月10日午前4時頃に火災が発生。通報を受け駆けつけたマカオ消防局が消火活動を行い、およそ20分後に鎮火した。

マカオ消防局によると、出火場所は地下2階で、建設資材が焼ける被害が出たが、現場にいた5人の作業員は自力で避難しており、ケガ人はいなかったとのこと。

なお、消防局の調査チームが現場検証を行った際、出火原因について異常な点が見つかったことから、放火などの疑いもあるとみて司法警察局に引き継がれ、現在同局が詳しい調査を進めている。

パリジャンマカオは米カジノリゾート大手ラスベガスサンズグループ傘下でマカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、サンズチャイナが開発を進めるIRプロジェクト。フランス・パリがテーマで、敷地内に2分の1スケール(約160メートル)のエッフェル塔のレプリカが建つほか、およそ3000室のホテル客室、カジノ、ショッピングモール、コンベンション、シアターなどで構成される。プロジェクト総工費は約27億米ドル(日本円換算:約3200億円)、開業予定は今年9月。

パリジャンマカオ建設現場(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年11月撮影

パリジャンマカオ建設現場(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年11月撮影


パリジャンマカオ正面に建つエッフェル塔のレプリカ(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年10月撮影

パリジャンマカオ正面に建つエッフェル塔のレプリカ(資料)=マカオ・コタイ地区、2015年10月撮影

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