マカオの経済自由度世界37位、地域9位=8年連続「比較的自由」の評価

マカオ政府金融管理局は2月1日、米国の保守系シンクタンク、ヘリテージ財団が発表した2016年度「世界経済自由度指数」の結果についてコメントを発表。マカオは総体経済自由度で平均を上回る70.1ポイント(前年から0.2ポイント下落)を得て8年連続で「比較的自由」な経済体と評価されたとしている。

マカオの世界178の経済体における順位は前年の34位から3つ後退の37位、アジア太平洋地域の42の経済体の中では前年と同じ9位となった。なお、香港が世界で首位。アジア太平洋地域でマカオより上位に位置するのは上位から香港、シンガポール、ニュージーランド、オーストラリア、台湾、日本、韓国、マレーシアの順。

評価の基準となる10項目の経済自由度指標について、マカオは政府支出水準、貿易自由度、投資自由度、財政自由度、金融自由度で高位置につけた。

調査レポートでは、マカオは2002年のカジノ経営ライセンスの対外開放後、相当の投資を引き入れたことを挙げ、リゾート・エンターテイメント及び関連インフラ投資が上昇を続け、世界で最も有名な観光デスティネーションのひとつになったとした。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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