マカオの2月カジノ売上復調、0.1%減の195.21億パタカ(約2754億円)=21ヶ月連続前年割れも金額は3ヶ月連続増

マカオ政府博彩監察協調局は3月1日、今年(2016年)2月のマカオの月次カジノ売上について、前年同月比0.1%減、前月から4.5%増の195.21億パタカ(日本円換算:約2754億円)だったとする最新統計を発表した。

月次カジノ売上の前年割れは一昨年6月以降21ヶ月連続となるが、マイナス幅は前月から21.3ポイントの大幅改善、金額ベースでは3ヶ月連続のプラスだった。

2月は中国の大型連休にあたる春節ゴールデンウィークがあり、期間中の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から4.7%増と好調だったことから、カジノ市場にとっても追い風となったようだ。

今年1〜2月の累計カジノ売上は381.95億パタカ(約5389億円)で、前年同期比11.8%減。

なお、昨年通期の累計カジノ売上は、前年から34.3%減となる2308.4億パタカ(約3兆2569億円)で、2年連続で前年割れとなり、金額は2011年実績をやや下回る水準にまで逆戻りした。

【資料】2016年のマカオの月次カジノ売上の推移(カッコ内は前年比)
・1月:186.74億パタカ=約2635億円(21.4%減)
・2月:195.21億パタカ=約2754億円(0.1%減)
>1〜2月累計:381.95億パタカ=約5389億円(11.8%減)

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

マカオのカジノ(資料)—本紙撮影

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