マカオの16年第2四半期GDPマイナス7.1%=サービス輸出と投資縮小で

マカオ政府統計調査局は8月30日、今年(2016年)第2四半期(4〜6月期)のマカオのGDP(域内総生産)がマイナス7.1%だったとする最新データを公表した。今年第1四半期(1〜3月期)から6.2ポイントの改善。

同局では、主なマイナス要因としてサービス輸出と投資の縮小を挙げている。内需、外需ともに弱く、貨物輸出が24.7%、ゲーミングサービス輸出が12.0%、個人消費が2.2%、投資が15.2%のそれぞれ減少。政府の最終消費支出は4.5%増だった。

マカオ経済の屋台骨となるのがゲーミング(カジノ)産業だが、月次カジノ売上は今年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなり、低迷が長期化している。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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