マカオの人口10万人あたり自殺率「8.2」…15年=直近10年間で最低

今日(9月10日)は2003年にWHO(世界保健機関)が制定した世界自殺予防デーにあたる。マカオ政府衛生局は世界自殺予防デーを前日に控えた9月9日、マカオにおける昨年(2015年)の自殺関連統計を公表した。

昨年のマカオの自殺事案は62件あり、このうち53人(男性35人、女性18人)がマカオ居民(マカオ居留権保有者)だったとのこと。人口10万人あたりの総自殺率は9.6人、マカオ居民に限ると8.2人。マカオ居民の自殺率は4年連続で低下しており、衛生局が2005年に自殺観測システムを立ち上げて以降の最低水準だった。

WTOのレポートによれば、昨年の全世界における自殺者数は80万人を超え、人口10万人あたりの自殺死亡率は11.4人だったという。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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