マカオカジノIR運営大手GEGが16年Q3決算短信発表=増収…カジノは平場のプラスでVIPルームの落ち込みをカバー

マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、ギャラクシーエンターテイメントグループ(銀河娯樂集團、以下GEG)は10月26日、今年(2016年)上期(7〜9月)の決算短信を発表。

同社発出の資料によれば、売上高は対前年5%、対第2四半期6%のそれぞれ増となる129億香港ドル(日本円換算:約1737億円)、調整後EBITDAは対前年28%、対第2四半期18%のそれぞれ増となる27億香港ドル(約363億円)となった。

カジノ売上については、対前年5%増の120億香港ドル(約1615億円)で、部門別ではマスゲーミング(いわゆる平場)が17%増の54億香港ドル(約727億円)、VIPルームが4%減の61億香港ドル(約821億円)など。同じ時期のマカオ全体のカジノ売上は対前年1.2%増の550億パタカ(約7186億円)で、平均を大きく上回る結果となった。

GEGはマカオでIR(統合型リゾート)施設のギャラクシーマカオ、スターワールドマカオ、フランチャイズ形式のカジノ施設にあたるシティクラブを運営・展開するほか、建設資材部門も抱える。旗艦施設にあたるギャラクシーマカオの第2期拡張部、新施設ブロードウェイマカオが昨年5月27日に同時オープンした。

第3四半期の主な業界動向としては、GEGと同業のウィンマカオ、サンズチャイナによる大型カジノIRの開業が相次いだことが挙げられる。

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

GEGの旗艦施設、ギャラクシーマカオの俯瞰(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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