マカオで開催のポルトガル語圏諸国食品展が会期延長へ=反応良好で

マカオ政府貿易投資促進局(IPIM)と文化局(ICM)がタイパ島の龍環葡韻創薈館で開催しているポルトガル語圏諸国食品展の会期が2017年6月末まで延長されることになったという。当初予定では年内いっぱいまでだった。

会場にはアンゴラ、ブラジル、カーボベルデ、ギニアビサウ、モザンビーク、ポルトガル、東チモールから各種酒類、缶詰及び加工食品、調味料、コーヒー、茶、乳製品、果汁飲料等が展示されており、今年(2016年)10月18日の開幕以来、海外からの観光客を中心に延べ8000人を超える来場者があり、反応も良好だったという。

IPIMでは、会期延長により、市民及び海外からの観光客にポルトガル語圏諸国の商品についての認識を深めてもらう機会が増え、ビジネスチャンスにつながると期待を示した。

マカオは1999年12月20日にポルトガルから中国へ返還されて以降もポルトガル語が公用語のひとつとなっているほか、ポルトガルをベースにした法律、経済体系も多く残ることから、近年では中国におけるポルトガル語圏諸国との窓口役として、あらためて脚光を浴びる存在となっている。

マカオ・タイパ島の龍環葡韻創薈館で開催中のポルトガル語圏諸国食品展(写真:IPIM)

マカオ・タイパ島の龍環葡韻創薈館で開催中のポルトガル語圏諸国食品展(写真:IPIM)

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